汗に滲んだ手のひらの中 そっと開いてみても今は何も無い きっと気付かないふりをしていたんだ 共に過ごした季節をまだ失いたくはなくて 酷く真っ直ぐな君の瞳 見つめてはその眩しさに目を逸らす 優しくて残酷な光は太陽のようで 砕けたこの心をゆっくり溶かしていった 願わくばあたしが そこに映る景色の一部で在りますように