puberty blue

ほんの小さな言葉に傷付く
それはまだ大人ではない証拠
悔しさに下唇噛んでは
また子供っぽさに気付く

「自由」という言葉に憧れ
翼広げて飛ぼうとしたけれど
結局世界なんてものは
ただの大きな鳥籠だった

いつかは独りで歩き出す道
柄でもなく不安になったりして

落とし続ける溜息の先
きっと笑顔に戻れる日まで
答えがあること信じていたいから
誰か この手を握ってよ

そろそろ自己満足とお別れ
優しく慰められるのにも飽きて
目の前重ねられてゆく
現実と向き合ってみようか

声にならない 静かな叫び
例えば君に聞こえています様に

落とし続ける溜息の先
光り輝く道標なんてものは
もうどこにも無いと知っているから
誰か この手を握ってよ

歩き続ける溜息の先
時に諦めそうになっても
この「孤独」は全部強がりだから
誰か この手を握ってよ